25年間務めた警察をセミリタイヤ。退職から1年後の資産状況について

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警察官のセミリタイヤについて

こんにちは。カトヒレです。

 

今日は、2025年7月22日で学校も夏休みに入っています。

今年の夏も例年のような猛暑ですが、今年は暑くなるのが早かったですね。

関東地方は6月の半ばから気温が30度を超えだして、梅雨がほとんどないまま真夏に突入しました。例年は7月半ばから始まる真夏が、1か月早く訪れました。

例年よりも、真夏の期間が1か月も長いので、厳しい夏になりそうです。

体調管理は、例年以上に気を付けないといけないですね。

 

さて、私は2024年の5月中に25年間務めた警察を退職して、セミリタイヤ生活に入っています。

2023年11月の勤務時間中に、退職することを決意。(モームリだと強く思った日がありました)

2024年1月上旬に、職場の上司に退職の意思を伝えました。(退職代行サービスは使わずに、自分の口で伝えました)

人事の調整の都合もあるので、最終出勤日を3月上旬としました。

3月中、4月中、5月中は、有給休暇(警察だと年次休暇といいます)を消化して、5月後半に退職となりました。

有給期間中は、残業代等の各種手当はつかないものの、基本給はもらえます。

3,4,5月と給料をもらい続けた上で、6月30日には夏のボーナスの支給も受けました。

退職日は5月後半でしたので、退職してから1か月以上も経っているのに、ボーナスをもらえるのは不思議な感じがしますよね。

これは、地方公務員法により、「5月中まで在職している職員にはボーナスを支給する」と明記されているからです。

私はそれを把握したうえで、5月中の退職を選びました。

退職する場合は、就労規則をきちんと読み込んで、損をしないようにしたいですね。

 

こうして、2024年の6月中に支給されたボーナスを最後に、警察からもらえるお金は一切なくなりました。

それから約1年経過した、我が家の総資産はどうなっているのか?

うちには高校生と中学生の子供がいます。

部活、小遣い、家族旅行など、お金がかかる時期です。

年間の支出は600~700万円くらいになっています。

こんなにお金のかかる時期に、正社員である警察を辞めたんですから、普通の人から見るとクレイジーに思えるでしょう。

クレイジーな選択をした私ですが、この1年はお金をほとんど減らさずに乗り切ることができました。

 

今日は、

退職を決意した時の資産状況

退職時の資産状況

退職後1年を経過したときの資産状況

これらについて書いていきます。

上司に退職の意思を伝えた時の資産状況

私は、警察を早期退職することを10年くらい前から目標にしていました。

2014年ころから、早期退職、セミリタイヤに強く憧れていました。

そのためにはお金が必要だと思ったので、節約や投資を頑張るようにしてきました。

具体的には、50歳までに1億円ためて、早期退職するという目標を立てました。

2014年当時は4000万円くらいだった金融資産も、10年間で2倍以上に成長しました。

2024年1月5日の金融資産は8702万円でした。

この時点では、目標の1億円まで達していません。

でも、私は自分が今やめたときの退職金をほぼ正確に把握していました。

私がこの年に辞めた場合の退職金は、1250万円です。

この退職金を総資産に加算すれば、ほぼ1億円に到達する。

こう考えて、私は退職する意思を上司に伝えました。

 

上司との面談の時には、保有している金融資産の話は一切していません。

保有している現金を、株や債券などの金融資産に変換することで利回りを期待することができます。1億円という規模の金融資産であれば、年間400万円くらいの利回りを期待できます。これをセミリタイヤを考える業界では、4%ルールと言います。4%ルールに則った投資行動をしていれば、今後お金に困ることはないだろう。そう考えて、私は警察を退職するわけです。

セミリタイヤ業界では、4%ルールは常識とされるくらい当たり前な考え方ですが、一般の人に言っても理解してもらうのは無理でしょう。

理解してもらおうと、説明を尽くして理解してもらったところで、メリットは一つもありません。

まったく新しい考え方に触れるとき、多くの人は拒否反応を示します。

部下である私が、上司が全く知らないことを説明するということは、上司を不快にさせたりプライドを傷つけてしまうかもしれません。

退職手続きを進める段階で、上司に嫌われて嫌がらせをされるのも困ります。

仮に、丁寧に説明して理解してもらっても、今度は妬みや嫉妬の感情が発生する可能性があります。

自分より下の存在であるべきはずの部下が、資産1億円で働かずにリタイヤできるという現実に、嫉妬されてしまうわけです。

 

退職する理由は、「在職中から不動産に興味があり、宅建士の資格も取得していたので、そっちの道で生きていきたい。」という、万人が納得してくれそうな理由を告げました。

退職金支給後の資産状況

私は、2025年3月上旬にあった人事異動の直前まで出勤して通常業務をしていました。

そこから有給休暇を約50日取得して、5月中旬で退職しています。

有給休暇は、年間20日で、前年分を持ち越すことができます。

なので、最大40日分利用できます。

私の場合は、2023年度分と2024年度分の40日となるはずです。

なぜ、私は50日以上を取得できたのか?

有給休暇は、年度切り替えの4月1日になると、新しく当年分の20日分が発生します。

私の場合は2025年4月1日を過ぎた時点で、2025年の20日分が発生しました。

こうして、私は退職日を5月中旬まで引き延ばすことができました。

有給休暇期間中は、基本給は発生するので、1日でも長く在職していた方が多く給料をもらえます。

 

退職日を5月中旬まで伸ばすのを狙った理由は、もう一つあります。

それは、ボーナスの支給額に関係するからです。

ボーナスの支給額は、いつまで在職していたかで金額が変わります。

~4/30 支給なし

5/1~5/15 満額の90%

5/16~5/31 満額の95%

6/1 満額100%

これは、地方公務員法で決まっているので、事前に把握することができました。

これを知らずに、4/30以前に退職してボーナスゼロって、メチャクチャもったいないですよね。

私は退職日を5/16よりも後にすることで、ボーナス満額の95%をもらえました。

 

2025年6月12日には、退職金も振り込まれました。

支給額は、ほぼ予想通りの1247万円でした。

2025年1月5日の総資産額が8702万円だったので、1247万円を加算すると目標の1億円をほぼ達成です。

合計すると9949万円になります。

でも実際は、それよりも大分多くなっています。

想定していた9949万円よりも900万円も多い理由は、株価の上昇です。

2024年は株価が好調で、1月から6月の前半だけで900万円も資産が増えました。

1億円近い規模で資産を運用をすると、このくらいの額の上下動があることも珍しくありません。

警察退職から、1年経過した資産

警察を退職して、2024年6月にボーナスと退職金の支給を受けたのを最後に、警察からもらえるお金はなくなりました。

警察退職後は、地元の不動産会社で時給1100円でアルバイトをしています。

週4日勤務で、手取りの収入は150万円くらいです。

妻もパート勤務をしていますが、手取りは130万円くらいです。

世帯年収280万円なので、低所得世帯に分類されますね。

子供は高校生と中学生の二人なので、湯水のようにお金を使ってくれます。

2024年の支出は700万円くらいだと思います。

収入と支出を考えると、資産が400万円くらい減っていてもおかしくないんですが、退職直後の資産とほとんど変わっていません。

前年の同時期と比較して、46万円の減少でした。

セミリタイヤして、警察でもらえる給料を放棄するようになったにも関わらず、1年間でほとんど資産を減らさずに過ごすことができました。

株式市場がイケイケのアゲアゲ相場だったら、これは難しいことでも何でもないんですが。

2024年6月から2025年6月の相場って、結構難しい局面だったんですよね。

2024年8月中と、2025年4月中に大きな下落があって、この時期に資産を減らしてしまった投資家も多かったんですね。

私は、無難に乗り切ることができたので、資産を横ばいの状態で行くことができました。

最後に

文中のことをまとめると

私は、

・資産1億円で警察の仕事を辞めた

・退職後は、4%ルールを採用して、年間400万円を資産収入として得る

・アルバイトをしながら妻と二人で、年間300万円くらいの労働収入を得る

・年間の支出は700万円くらいなので、資産を減らさずに行ける見込みである

ざっくりと、このようなセミリタイヤのプランを実行しています。

そして、直近の1年は、難しい相場環境にもかかわらずに、資産を横ばいで推移させることができました。

このような現状なので、警察の仕事を早期退職したことには、まったく後悔していません。

一年前に辞める決断をして、本当に良かったと思っています。

 

警察の仕事を辞めた副産物としては、不動産業界での実務経験も大きいです。

一年間実務を積んだことで、不動産のこともわかるようになってきたので、違う不動産会社への転職もできそうです。

また、一年間不動産情報に触れてきたことで、物件の目利きもできるようになってきました。

以前のブログにも書きましたが、自分で不動産を購入して、不動産賃貸業も始めました。

人生、何かを辞めることで、新しい何かを始めるキッカケにもなると思います。

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私が購入した不動産の選定基準について、ブログにしています。

実際に不動産投資をしている方の意見などを伺えれば幸いです。

 

文中で、警察を退職する場合、有給休暇、ボーナス、退職金の受け取りについて書きました。

退職日が一日違うだけで、数十万円の違いが出ることもあります。

退職を検討している方は、参考にしていただけると幸いです。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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