こんにちは、カトヒレです。
私は2024年に25年間務めた警察を早期退職して、40代でセミリタイヤ生活に入っています。
警察を辞めたのは、何か新しいことを始めたいというポジティブな理由ではありません。
警察を辞めた理由は、警察の仕事や組織が嫌いだったからです。
・上には絶対服従の組織制度
・暗い雰囲気の職場の同僚
・会話が全く通じない、獣のような人に対する警察業務
・自己成長をまったく感じられない仕事内容
このような絶望的な環境で、25年間仕事をしてきました(>_<)
なぜ25年も仕事を続けたのかというと、経済的な事情が100%です。
警察官の給料は、30代で600万、40代で800万を超えます。
今の民間の20代の人からすると無理ゲー感のある、子供二人と新築一戸建て購入が、普通にできる年収です。
私も二人の子供を持つ親として、経済的な理由で警察を25年間勤めました。
でも、30代後半、警察をやって15年ほど経つ頃に、早期リタイヤを目指すようになりました。
「この仕事は自分には合っていない。どうやっても、自分がこの仕事を好きになることはできない。この仕事を定年まで続けたら、絶対に後悔する。お金を貯めて、50歳までにはこの仕事を辞めよう。」
こう決意して、節約、貯金、投資などを始めました。
そして、10年後、予定通り警察を退職しました。
退職して約2年が経ちましたが、警察を辞めたことについて一度も後悔したことはありません。
今日は、警察を早期退職してFIRE生活をするにあたり、考えていることについて書いていきます。
嫌いなことをしないてもいい権利の獲得
仕事を辞めるにあたり、周りの人から言われたことは
辞めて何するの?
何かやりたいことがあるの?
ということでした。
でも、私の考えていたことは、「やりたくないことをしなくてもよい権利を獲得する。そのために辞める。」ということでした。
特にやりたいことなんてありませんでしたよ(笑)
・どんよりとした雰囲気の職場に行きたくない
・獣のような人間の相手をさせられたくない
・真冬の午前3時に交番のバイクに乗りたくない
・当直中の仮眠が3時間しか取れないのが嫌だ
・治安が悪いのは警察のせいだと罵られる
・腐敗したご遺体の取り扱い
・交通違反の取り締まりをして、市民から嫌われる
・交通違反の取り締まり件数が少ないと上司に怒られる
警察をやっていると、嫌なことはいくらでもあります。
でも、これらの辛い仕事をすることで、自分の仕事が世の中に貢献しているという実感を持つこともできます。
社会に貢献しているという達成感が強く、仕事の辛さを上回れば、仕事を続けることができるでしょう。
恥ずかしながら、私の場合は仕事の辛さの方が、達成感を上回っていました。
世の中に貢献したいという意識よりも、辛くて厳しいことから逃げたくて仕方がありませんでした。
好きなものより、嫌いなものを見つける方が簡単
人生、好きなことを見つけるのって結構難しいと思います。
将来やりたい仕事、進みたい学部、一生やっていく趣味。
こういうものを見つけるのは、努力を必要とします。
私は、大学で西洋史学部に入りましたが、理由は歴史が好きで得意だったからです。
世界史の模擬試験では、いつも90点以上でした。
努力を重ねて、得意になって、好きになって、さらに努力を重ねる。
努力→結果→好き→さらなる努力
このサイクルを回すことによって、人には好きなものが生まれると思います。
だから、最初から好きなものなんてあるはずがないんです。
好きを生むには、自分の努力と時間が必要になる訳です。(課金ゲームやパチンコ、YouTubeのショート動画などを好きという人がいますが、あれらは他人の作ったドーパミンが出るコンテンツで自分が遊ばれているだけです。)
好きなことを見つけるのは難しい。
でも、嫌いなもの、自分には合わないものは、すぐに見つかると思います。
私は警察を25年もやりましたが、どうしても好きになれませんでした。
仕事を頑張って成果を出した時期もありましたが、それに対する評価は、努力に見合ったものではありませんでした。
ああ、だったらもういいや……
となってしまったんですね。
仕事を辞めた後
警察の仕事を辞めた後は、地元の不動産会社で、事務でアルバイトをしています。
週4日で一日8時間、月収は15万円くらいです。
警察退職後に働き始めたので、もうすぐ2年になります。(因みに、私の資産は1億2000万円くらいあるので、お金のために働く必要性は低いです。)
働き始めた理由は、家族に対する影響です。
子供は、中学校と高校に通っているのに、40代の父親が毎日家にいるのにも無理があります。
家で毎日ごろごろしている父親を見たら、子供たちはどう思いますかね?
間違いなくいい影響はないと思うので、働くようになりました。
それに、家にずっといるのもあまりにも暇すぎます。
私は、読書とかブログ書くとか、お金の勉強する、ランニング、アニメ鑑賞、それなりに趣味はありますが、さすがに週7日家にいるのは飽きると思います。
実際に警察退職前に有給休暇を50日使ったんですが、最後の方は飽きを感じてきました。
毎日家にいる状態を、この先何十年も続けるなんて無理だろうと思いましたね。
さて、今働いている不動産屋の仕事は、メチャクチャ楽しいというほどではありませんが、嫌いな仕事ではありません。
翌日の仕事を面倒に感じることもありませんし、長期休暇中に仕事のことを思い出して憂鬱になることもありません。
適度な難易度と責任感のある仕事で、ちょうどいい感じで働けています。
勤務時間や日数も自由で、ちょこちょこ休んだり、早上がりなどをしても大丈夫です。
仕事で不動産を扱うので、不動産の知識も身に付きます。
知識が身に付くほど、この業界で生き残る確率も上がっていきます。
私は2年勤務しているので、仮に転職することがあったら、また不動産会社で働きます。
2年の実務経験があれば、面接で落とされることもほぼないでしょうから、これは自分が積み重ねた職歴になります。
職歴を重ねる=自己成長
と考えることもできると思います。
警察の仕事は、長く続けても、その後に何の役に立つ能力にもなりませんでした。
むしろ長くやればやるほど、年齢だけ重ねた何もできない人になっていくような気がしていました。
今の仕事は、長く続けるほど、不動産の知識と経験が積み重なります。
経験が貯まってきたということもあり、去年は投資用の戸建て不動産を2軒購入して、不動産投資も始めています。
これは予想外のうれしい副産物でした。

嫌いじゃない仕事を見つける
先ほど、好きなものについて少し書きました。
好きなものは、自分が努力することで、結果を人に評価され、好きになることで、さらに努力を重ねる。
このサイクルを作り出すことで、好きなことは生まれると思います。
私が不動産会社で働こうと思った理由は、宅建士の資格を持っていたからです。
宅建士の資格を取ったのは、今から10年前です。
そのころには、50歳までに警察を辞める決意を固めていたので、何かしら就職に役立つ資格を取っておこうと思いました。
ネットで調べたところ、宅建士が一番コスパがよさそうだと思い、勉強を始めてみました。
勉強内容は不動産に関することで、まあ、つまらなくはないと思えました。
就職する上で有利になり、不動産に関する知識もつくということで、頑張って勉強して1回目の試験で合格できました。
警察退職後は、つまらなくはなさそうな不動産の仕事を、とりあえずバイトで始めてみるか。という感じでした。
最初はわからないことも多くて、恥をかきながらやっていましたが、徐々に仕事を覚えてきました。
不動産事務としては、それなりに何とかこなせるところまで来たと思います。
初めての仕事を恥をかきながらやる。これが努力の部分ですね。
努力があるから成果(仕事に慣れる)が生まれて、その仕事を好きになれる。(好きと言わないまでも、嫌いじゃないくらいにはなる。)
努力、成果、好き、さらなる努力。このサイクルが回せるようになると、仕事をするのが楽になると思います。
一つ問題になるのが、自分がその仕事を好きになれるのかどうかは、始めてみるまでわからないということです。
私のように、警察の仕事を面白そうと思ったけど、全然好きになれなかったようなこともあります。
新卒一括採用の文化が残る日本の労働市場では、新卒の会社を外してしまうと、キャリア形成に大きなロスが生じるでしょう。
でも、私のような年齢でFIREしているような場合、職歴で失うものはありません。
職場が自分に合わなかったら、1日で辞めたっていいわけです。
少し頑張って、つまらなくはないと思えるくらいの仕事だったら、続けるくらいでいいと思います。
最後に
40代で警察を早期退職しましたが、お金に困っているわけでもないのにアルバイトしてます。
お金に困らないからといって、家にずーといるのは私には辛そうです。
仕事はメチャクチャ楽しいわけではありませんが、つまらなくもありません。
仕事をすることで、社会参加しているという意識を持つことと、不動産の知識も身に付きます。
たぶん私は、この仕事を70歳くらいまでやるかもしれません。
家に引きこもって、猛烈にやりたいことがある訳でもないし、特に辞める理由もないという感じですね。
働くことで、会社員としての地位が得られるのもいいですね。
私の年齢で、「無職です。」と自信を持って他人に名乗れるほどのメンタルもないですからね。
早期退職でFIREを目指す人も多いと思いますが、私のようなゆるい働き方をするのもありだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント
私も子どもの頃から憧れて就いた警察官ですが、20年以上働いたら嫌なところしか目につかなくなりますね(笑)
組織に未来を感じませんし、そのまま一緒に自分の人生も沈んでいくように感じています。
私はあと2年で45歳になりますが、その時には退職金を含めて金融資産5000万円に到達しそうなので、その段階で投資の配当と収益戸建て1戸の家賃をプラスにして、施設警備員にでも転職しようと考えています。(厚生年金も欲しいですし)
ちなみに先日、警大に入校していた年下係長の話しを聞くと、同じ専科入校者の大半が全力投資で早期退職を目指していたらしく、かなりショックを受けたと言ってました。
警大に入校するような優秀な人たちでも、同じように考えているんだなあと思いましたね。
ヒロさん、コメントありがとうございます。
お仕事ご苦労様です。45歳でセミリタイヤする予定なんですね!(^^)!
ゆるい働きかたのセミリタイヤ、私も賛成です。適度なやりがいもあり、会社が健康保険、厚生年金を負担してくれるのもいいですね。
警大に入るような優秀な人でも投資をするんですね。警視、警視正目指して仕事一本やりの印象もありますが、早期リタイヤを目指す人もいるんですね”(-“”-)”
まあ、お金を貯めておけば、辞める辞めないの選択も自由なので、その選択肢を取りに行ってるんでしょうね。
仕事を頑張るにせよ、そこそこにやるにせよ、投資しておいた方が有利になりますからね。
お疲れ様です。当直の合間にブログ見て、書いておりますm(__)m
今回も凄く共感出来る内容でした。特に成果を挙げても評価が違い、もういいやって部分、めちゃくちゃ納得しました。結局、組織の論理で評価や人事が反映されるし、給料に反映されないんで、私はやる気無くなりましたし、朝、警察署に行くときは、憂鬱な気持ちで工場に入っていく気持ちです。
今日、退職予定の係長と話していましたら衝撃的でした。60歳時点で大半の人が辞めないらしいです。ここまでは予測通りとして、驚くべきは警部の補佐や次席級の人間もです。
理由としては、慣れた仕事で駐在所や交番を希望してるらしいです。
カトヒレさんの言う通り、警察官って何のスキルも身につかないですよね。だから潰しがきかない。正にこれだと思いました。あとは、お金のため、働かざるを得ないんだろうなぁって思いました。
カッコつけて言えば、投資ってお金に生命を吹き込むことじゃないかなと思います来月から、一年だけ満額積み立てをしてさっさと辞めようと思いました。
あずみさん、コメントありがとうございます。
公務員なので仕方がないことかもしれませんが、仕事で成果を出しても給料に反映されないのはモチベーション上がらないですよね。
それどころか、仕事をやればやるほど苦情を受けたり、事後処理で主管課から迷惑がられたりすることも多かったですね。
これからの時代は、60歳以降でも警察官を続けるのが普通になるのかもしれませんね。
60歳から違う仕事をするのも難しいでしょうから、警察を続けるのが現実的だと思います。
いずれにしても、お金があれば続ける、辞めるの選択肢を持つことができるので、お金を用意しておくに越したことはないと思います。