警察を退職して2年。警察を辞めたい人に伝えたいこと。

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警察官のセミリタイヤについて

こんにちは、カトヒレです。

 

私は、2024年の5月に25年間務めた警察を40代で早期退職しました。

警察を退職した時の資産は1億円を超えていました。

資産的に警察という職業にこだわる必要がなくなったので警察を辞めました。

 

最近、元警察官だった人に出演してもらって、警察時代のエピソードや辞めた後にどういう活動をしているか、などをインタビューしている動画チャンネルを見ました。

・警察官を志したきっかけ

・警察時代の苦労話や危険だった事件

・退職を決意した理由

・辞めた後何をしているか

これらのことを30分くらいにまとめ、複数の人が出演しているインタビュー動画です。

出演者の様々なエピソードや思いなどを聞いていると、本当に警察は過酷で特殊な職場だと改めて思い知らされます。(>_<)

そして、出演者の警察の仕事に対する熱意と、新たな人生に向かう意気込みの強さはスゴいと思います。

・泥棒を捕まえるのが楽しい

・重要犯罪の捜査に携わるのに充実感を感じる

・社会正義の実現に貢献している自分が好き

こういう高いモチベーションで仕事をしていて、それを人に語れるのは羨ましいですね。

あの過酷な環境で、高いモチベーションを保てるのは、本当にすごいと思います。

かく言う私は、警察の仕事が楽しいと思えたり、充実感を感じられたことはほとんどありませんでした。

 

私は、2000年前後の就職氷河期に社会に出ることになり、モチベーションが高くない状態で入った警察。

やってるうちに楽しくなるかもしれないと楽観的に考えていたところ、まったく楽しくなりませんでした。。。

仕事が楽しくないので、休日を待ちわびるような状態で仕事をしていました。

・当直の開始時間がテンション最低のお通夜のような心理状態。

・仕事が始まったら、やるしかないので気力を振り絞って一つ一つの業務をこなしていく。

・多くの仕事をこなしたところで、評価されたり給料が上がる訳ではないので、目立たず騒がず、自分のところに仕事が降ってきませんようにと祈りながら時間の経過を待つ。

・当直終了が近づくにつれてテンションが上がっていき、引継ぎが済んだらテンション最高潮

・休日中は、次の当直が近づくにつれてテンションは下がっていき、仕事前夜はサザエさん症候群

仕事の時間が早く経過して、自分を解放してくれないかなと祈りながら過ごしている状態。

こんな精神状態で、25年間も警察を続けてきました。

 

今日は、警察の仕事が好きになれず、辞めたいと考えている人に向けて、私の場合どうだったのかについて書いていきます。

警察から脱出するためにFP1級取得

私は警察を15年ほどやった時点で、この仕事を65歳まで続けるのは無理だと感じました。

肉体的にも精神的にも負荷が高く、それでいてモチベーションも維持できない。

仕事の日は、死んだ魚のような眼をして、仕事の時間が終了するのを待ち続けるように過ごす。

こんな状態で仕事を続けるのは、人生の喪失だし、組織のプラスにもならない。

できるだけ早い時期に退職できるよう、準備をしておこうと思うようになりました。

公務員は副業が禁止なので、できる準備として思いついたのが資格の取得です。

警察を辞めるとすると、一番の問題はお金です。

お金についての知識がない状態で、退職を目指すのは無謀だと思いました。

そこで取得を目指したのがFP資格です。

FP資格は、元警察官でも持っている人が多い資格です。

難易度別に、3級、2級、1級となっていて、級が高いほど評価も上がります。

私は、2015年から勉強を始めて、3級、2級を取得し、2017年に1級を取得しました。

1級を取る難易度はそこそこ高く、必要な勉強時間は1000時間前後と言われます。

私の場合は、毎日1時間以上は勉強して、2年半くらいかけて取りました。

勉強する内容は、保険、株式投資、住宅ローン、年金、健康保険、介護制度、不動産、相続、贈与など、広範囲なお金周りのことについてです。

これらの知識を身に着けていたので、警察を辞めるときにお金のことで不安になることはありませんでした。

今は、警察を辞めて2年たちますが、子供の教育費や自分の老後資金の心配もなく生活しています。

FP資格で開業できると考えた時期もあった

資格スクールのパンフレットなどには、「FP資格取得で将来の独立も可能」などと書いてあります。

それを鵜吞みにするほど純粋ではありませんでしたが、最難関の1級を取ればちょっと稼ぐくらいはできるのかなと思っていました。

でも、FP資格を勉強していくにつれて、資格取得しただけで独立開業するのはかなり難しいことが分かりました。

 

FP業務のメインである個別相談で食べていくには、1時間1万円くらいの相談報酬をもらわないとやっていけません。

相談準備の時間も含めると、午前と午後に1件ずつで、一日の売り上げが2万円。

それを月に20日やったとして、月の売り上げは40万円。

オフィス費用、交通費、通信費などの経費を差し引きして、残りは35万円。

そこから、健康保険料と国民年金、所得税、住民税を払って、手取りは28万円。

自営業なので、ボーナスもなく年収は336万円。

家族を養い、住宅ローンの返済もある人だとかなり厳しい数字ですよね。

しかも、この例はかなり稼げているケースです。

1時間の相談料を1万円取るには、かなりの実績がないと取れる報酬ではありません。

駆け出しの1~2年目で取れる額ではないです。

一日にコンスタントに2件も相談が入り、それを月に20日というのも、かなり売れているFPです。

一方、警察官は40代で年収が800万円になり、手取り収入も620万円ほどです。

金銭的に考えて、FP独立開業と警察官のもらえる給料の差は、あまりにも大きすぎます。

保険を売るFPなら稼げるかも

警察を辞めて、FPとして独立開業している人もいるにはいます。

でもそのほとんどは、保険を売ることで保険会社から手数料を得ているFPです。

収入の源泉が保険を売ったことに対する手数料なので、保険を売れば売るほど儲かります。

時には、相談者のためにならないような保険販売をすることもあるでしょう。

こうなると、FPの利益が顧客の不利益になる、利益相反の状態になります。

そして、世の中の大半のFPは、保険を売って生計を立てています。

本来のFPの理念は、「幅広い金融知識を備えることで、顧客のニーズを聞き出し、適切なアドバイスをすること。」です。

「顧客に必要のない保険を売って、自分の利益を最優先すること。」ではありません。

 

FPの理念に反することをしてまで、お金稼ぎをしたくないので、私は保険販売に関わるつもりはありません。

警察を辞めても大丈夫かは人による

私のブログを含めて、警察を辞めたい系のメディアを読んでいる人の多くは、現職の警察官じゃないかと思います。

そして、仕事で多少の悩みを抱えているから、そういう内容のメディアを見ていると思います。

そういう閲覧者が一番気になることって、「自分が警察を辞めても大丈夫か?」ということだと思います。

それに対する私の結論は、「辞めても大丈夫かは人による」です。

警察官と一括りにするには、あまりにもいろんなタイプの人がいます。

・独身、既婚者、子供の有無

・住宅ローンの残債

・配偶者が正社員か専業主婦夫か

・配偶者が浪費家か倹約家か

・親からの援助を得られるか

・性格が前向きでチャレンジ精神があるか

・健康状態が良く体力があるか

・自分自身の金融知識が高いか

・今の資産がいくらあるのか

これらのことを総合的に考えて、辞めても大丈夫かを判断するべきだと思います。

インタビュー動画などでは、このあたりのことを全部網羅して開示しているわけではないので、注意は必要ですね。

私の場合は、子供あり、住宅ローンなし、配偶者は浪費家でない、配偶者はパート、金融知識に自信あり、チャレンジ精神は高くない、体力はまあまあ、資産額は1億超

最後の資産1億超が強力なので、退職に踏み切ることができましたね。

警察が好きになれないなら、蓄財するべき

上記の警察を辞めても大丈夫か、の判断基準を分類すると

・頭の良さ、体力、チャレンジ精神などの能力部分

・親の援助などの、運部分

・資産額などの、金銭部分

・住宅ローン支払い、子供養育などの、責任部分

これらに分けられます。

住宅ローンや子供の養育には、多額の費用がかかるので、多く抱えているほど警察を辞めるのは難しくなるでしょう。

私の場合は、子供は二人いるものの、自分が住む家は購入してきませんでした。(投資用の住宅は2件保有しています。)

若いころから、住宅を購入することは人生の選択肢を狭めるものだという意識があり、一貫して賃貸派でした。

50歳になった今でも、賃貸住宅に住んでいます。

築40年を経過した物件ですが、家族4人で家賃58000円で快適に生活しています。

それと人生で一度も新車を購入したことがありません。

車は、目的地に到着しさえすればいいので、新車に数百万円も余分に払う気にはなれません。

格安スマホは2016年から使っていて、三大キャリアの馬鹿げた通信料を払ったこともありません。

生命保険は、新築を一括で買えるくらいの資産を保有した時点で、すべて解約しました。

これらの節約をしながら、2014年からNISAなどで投資を開始しました。

そして、10年たった2024年に資産を1億円以上にして警察を退職しました。

 

私のように仕事が嫌いなタイプの人は、資産を貯めることに励んだ方がいいと思います。

お金さえ十分にあれば、給料が激減する仕事に転職することも可能だし、場合によっては働かないで生活することも可能です。

私自身は、警察時代の年収は900万円でしたが、今は不動産会社でアルバイトをしています。

2025年のアルバイトの年収は170万円でした(笑)

収入は激減しましたが、警察時代とは違って、仕事に行くのが憂鬱ではないです。

お金さえあれば、こういう自由な働き方も可能になります。

私のように仕事が嫌いな人は、大きな負債を抱えず、資産を貯めていくことを優先した方がいいと思います。

最後に

私が警察に採用されたのは、2000年ころで、15年ほど経ったところで早期退職を決意しました。

どうやっても、この職場を好きになることはできないと諦めてしまった時期です。

それからは、警察以外の世の中の事に興味を持って、勉強するようになりました。

勉強しながら知識を増やして、思考力も深めて、貯めたお金を増やす努力をしてきました。

そうして10年間努力を継続して、目標通り警察を退職しました。

25年間警察をやった中で、最後の10年間の目標が警察を辞めることというのも、変な感じがしますけどね。

警察を辞めて2年が経過し、本当に警察を辞めてよかったと思っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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