会社員、公務員がセミリタイヤ後にゆるく働くメリット

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警察官のセミリタイヤについて

こんにちは、カトヒレです。

 

私は40代後半で25年間勤めた警察を早期退職して、セミリタイヤ生活3年目になります。

警察官の現職時代に節約と資産運用を頑張って、資産を1億円にして警察を早期退職しました。

警察退職後は、資産運用を継続して生活費を稼ぐのと合わせて、週に4日で不動産会社でアルバイトをしています。

私は警察退職前に、50日の有給休暇を使い切ってから退職しました。

有給休暇期間中は、外に出かけることもありましたが、家で過ごすことも多かったです。

妻はパート、子供は高校生と中学生で、みんなそれぞれ会社や学校に行っています。

この環境で、40代の父親が毎日何もせずに家にいる状況に耐えられなくなってきました。

みんなそれぞれ頑張っているのに、自分だけダラダラと過ごすのは居心地の悪いものです。

これだったら、外に出て働いた方がよっぽど居心地が良いだろうと思うようになりました。

それと、やるべきことがない状態で、日々の生活を充実させるというのも難しいと感じました。

映画やアニメを見たり、読書、ブログ執筆、ランニング、筋トレ、一人旅など、趣味はそれなりに多い方だとは思いますが、所詮は趣味です。

人から必要とされたり、人の役に立つことはない自己満足の世界です。

自己満足の世界に没頭しても、ときどき虚しく感じるんですよね。

 

そんな風に思ったので、警察退職後にアルバイトをすることにしました。

警察退職後すぐに働き始めたので、今の不動産会社での勤続は3年目になります。

結果から言うと、アルバイトを始めて本当に良かったと思います。

良かったと思う理由は以下の3つです。

・お金の不安を軽減できる

・人に必要とされる場が用意される

・自分のスキルが上がると自己肯定感も上がる

今日は、これらについて書いていきます。

お金の不安はゼロにはならない

資産が1億円もあれば、お金の不安なんか全くなくなるだろうと考える人も多いと思います。

でも、人間というのは欲深い生き物です。

人間、すでに持っているものを失うことに、大きな不安を感じます。

1億円ある資産が、8000万円に減るのはとても嫌です。

資産が1000万円の人から見れば、8000万円もあるのに、何を不安に思うんだろうと感じるかもしれません。

でも、1億円を持っている人から見れば、8000万円は絶望の数字です。

偏差値70の人が、偏差値65に落っこちたときは、絶望に打ちひしがれるでしょう。

偏差値50の人から見れば、65だってメチャクチャ優秀じゃないかと思うはずです。

でも、偏差値70がスタンダードになっている人にとっては、偏差値65は絶望の数字なんでしょう。

人間は、すでに持っているものを失うことをとても嫌がります。

仏教的な思考だと、煩悩だと思います。

他人から見れば羨ましいと思われるものを持っていたとしても、もっと上を欲するのが人間です。

もっと上に行きたい、と思うのが人間の健全な向上心であると同時に、煩悩でもある強欲です。

ましてや現状維持どころか、下がり続けることを容認するのは、人間の本能に反することです。

同じように、今ある資産が減っていくことを受け入れるのも簡単なことではありません。

私の場合、警察退職後に働かないと資産はどんどん減っていきます。

70歳の時点で6000万円くらいになってしまいそうです。

老後2000万円問題と言われるところ、その3倍も資産があるんだから、理屈の上では大丈夫なんでしょう。

それでも、自分のお金が減っていくのを眺めるのは気分のいいものではありません。

正社員を辞めているので、資産が減っていくのはやむを得ないとしても、減るスピードはできるだけゆっくりにしたいです。

アルバイトで働くだけでも、資産が減るスピードは大分ゆっくりになります。

年収200万円で20年働けば、4000万円になりますからね。

働くことで、社会保険にも加入できるので、社会保険料を低く抑えることもできます。

 

お金が減り続けることに対して何の不安も感じないという人もいるかもしれませんが、私は不安をゼロにすることができません。

できるだけ現状維持に近いくらいにはしておきたいです。

セミリタイヤ後に、きつくはない範囲でアルバイトで働くのは、私には合っています。

スキルの上がるアルバイトをする

私のアルバイト先は、町の小さな不動産会社です。

不動産会社を選んだ理由は、警察在職中に宅建士の試験に合格していたからです。

宅建士を持っていると、不動産会社のアルバイト採用で落とされることはほぼありません。

取得するのにそれなりの難易度(勉強時間300時間)があるので、採用側にやる気度をアピールすることができます。

私の場合は、1社目の面接であっさりと採用が決まりました。

今の会社では、不動産事務をやっていて、ノルマなどもないので気楽に働けています。

 

不動産会社は全国に12万社もあり、やっていることも多種多様です。

・自社で新築住宅を建てて、それを販売する

・土地を仕入れて、家を建てるハウスメーカーに土地を売る

・ハウスメーカーと一般の購入者の間に入る仲介業

・中古住宅を買い取って、リフォームして再販する買取再販業

・アパートや戸建てを買い取って、自ら賃貸に出す賃貸経営

・アパートや戸建てのオーナーと入居者の間に入る賃貸仲介業

・アパートの入居者からの苦情などに対応する賃貸管理業

・中古住宅を売りたい人と買いたい人の間に入る仲介業

これらの経営手法がある中で、どれか一つに特化する会社、複数を手掛ける会社など様々です。

私が働いている会社は、手広くやっている方なので、いろんな業務を経験します。

対応する分野が広いので、始めの半年くらいは、自分が何をやっているのかわからない状態で仕事をしていました。

働いて3年目になりますが、最近ようやく仕事の全貌がイメージできるようになりました。

業界未経験で入ると、最初の3か月間はほぼ戦力外。

半年を経過するくらいから、ようやく戦力として数えてもらえる。

仕事を覚えるのに、それなりの時間がかかる業界で仕事をしています。

 

今の会社の同僚で、物流倉庫の整理作業のアルバイトを何年かやったという人がいます。

スキルとか業務の効率化など、個人の裁量の要素はほとんどないので、働いて1か月もすればわからないことはほとんどないそうです。

誰でもすぐに1人前になれる代わりに、何年やっても仕事が楽になるということはないと言っていました。

身に着けられるスキルの要素が少ないので、長くやっても要領や効率化をして、楽をすることができないということなのでしょう。

このような職場で勤務経歴を重ねても、仕事は楽にならないし、転職するのに有利になることはないと言ってました。

 

私は今の会社で3年勤務したことで、普通の人よりも不動産業界について大分詳しくなったと思います。

業務内容は、電話対応やPC作業なので、知識や作業要領を身に着けていけば、仕事はどんどん楽になっていきます。

今は、8時間の勤務時間のうち、本気で回しているのは2時間くらいで、あとの6時間はサボってると見られない程度に流しています。

経験を積むほど、仕事が楽になるような仕事を選ぶ。

これは定年後やセミリタイヤ後の働き方について大事なことだと思います。

このような働き方をすると、将来の転職もらくになります。

不動産会社は全国に12万社もあるので、どこに引っ越しても就職のあてはあると思います。

宅建士資格、FP資格、業界経験も3年あるので、違う不動産会社でアルバイトで採用されないということはないと思います。

自分の欲求を満たすために仕事をする

今の日本は、60歳を過ぎても多くの人が働いています。

男性の60歳代前半の有職率は、8割を超えています。

年齢 男性 女性
60~64歳 84.1% 65.8%
65~69歳 63.4% 46.1%
70~74歳 44.5% 28.8%

出典:内閣府「令和8年版高齢社会白書」2025年の就業状況。

私が警察をやっていたころの警察官の定年は60歳でした。
そして、60歳を過ぎたらもう働かないと公言している人も多かったです。
でも、これを見ると60歳以降に働かないのは少数派になります。
60歳以降働いている人の中には、お金が足りないから働かざるを得ないという人も一定数いるですしょう。

でも、60歳を過ぎて働く理由は、必ずしもお金だけではありません。

労働政策研究・研修機構の「60代の雇用・生活調査」によると、仕事をしている60代の人の33.4%が「いきがい、社会参加のため」を就業理由に挙げています。

60台で働く人の3人に1人は、仕事にお金以外のものを求めているんですね。

それまでに身に着けてきた経験やスキルを活かして、仕事の関係者から感謝されたり、認めてもらえたりする。

人間には他人に認めてもらいたいという、自己承認欲求があります。

人に感謝されたい、認めてもらいたい、必要とされたい。

このような願望を満たすために、高齢になっても仕事をやる人がいるんだと思います。

逆に、誰にも必要とされず、感謝もされずに、カスハラやって迷惑がられる老後。

これは地獄ですよね。生きている意味を見失いそうです。

最後に

文中にも書きましたが、セミリタイヤ後に働かずに趣味だけで過ごすというのも難しいと思います。

そこまで没頭できる趣味もないですし、趣味は自己満足の世界です。

趣味をやっていても、人に感謝されたり必要とされることはないです。

私はランニングが趣味で今でも続けていますが、若いころは月に500キロくらいは走っていた時期もあります。

自己満足のために頑張っていましたが、何のためにやっているのか虚しくなることもありました。

大会などで速く走ることで、人から羨ましがられることはありましたが、感謝されたり必要とされることはありませんでしたね。

今の会社で働くことで、徐々に不動産のことが分かるようになってきました。

仕事のレベルが高くなっていくほど、一緒に働く同僚に貢献することができます。

仕事を覚えてスキルを上げることで、他者から必要とされたり感謝されたりする要素を伸ばすことができる。

セミリタイヤ後は、多くのお金を稼ぐ必要はないので、自分のやりがいや承認欲求など優先した仕事選びをするのがいいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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